リスク許容度と現金比率

資産形成

生活防衛資金が確保できたら、次のステップとして資産運用があります。

資産運用を行う上での重要な考え方が、リスク許容度です。

リスク許容度とは、資産運用においてどの程度の損失なら許容できるかの度合いで、

一般的に、若い方は許容度が高く、年齢が上がるにつれ許容度が低くなります。

理由としては、若い方であれば現状損失が出ているとしても、

その後資産運用を続けることができ、最終的には資産が増える可能性が高いためです。

また、リスク許容度は年齢以外にも、直近でお金を使う予定があるかも関係してきます。

お金を使うタイミングで損失が出ていては困りますので、この場合リスク許容度は低くなります。

続いて、ご自身のリスク許容度をもとに、現金比率を考えます。

現金比率というのは、資産の中の現金の割合です。


例えば、現金500万円と株500万円を保有している場合、現金比率は50%となります。

現金比率はキャッシュポジションと呼ばれることもあります。

リスク許容度が高い方は、現金比率を下げることで資産運用の効果を最大化でき、

リスク許容度が低い方は、現金比率を上げることで損失を最小化できます。

ただ、損したくないという思いからあまりにも現金比率を上げてしまうと、

貯金と変わらず資産運用の恩恵を受けられませんので注意しましょう。


資産運用では、ご自身に合った現金比率を設定することがとても重要です。

ただ、なかなか決めるのは難しいと思いますので、最初は現金比率を高めにし、

慣れてきたら徐々に下げていくのがよいのではないかと思います。


ちなみに私の場合は、余剰資金の40%を貯蓄、60%を資産運用なので、現金比率は40%です。

数年資産運用をした感じでは、現金比率をもう少し下げてもよいかなと思っています。

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