先日BMWの排気音についてクレームが来たとの記事を見つけました。私も所有しており他人事とは思えませんでしたので、思うことを書いてみました。
まずM340iの排気音ですが、確かにコールドスタート時は大きめとなります。特にその日の一発目。車に詳しくない方でも、すぐに普通の車と違うとわかるレベルです。
M340iを購入する際ディーラーで試乗をしたのですが、始動時の音が大きめだったことをはっきり覚えています。
私は過去にレガシィやゴルフGTIといったスポーツモデルを所有していましたが、それらと比べても始動時の排気音は大きいと思います。
ちなみにレガシィはSTIのマフラー(4本タイプ)にリアピースのみ交換していましたが、M340iは純正でその上をいきます。
始動時の排気音の大きさ
レガシィ < ゴルフGTI < レガシィ(マフラー交換) < M340i
排気音が大きくなる原因としては、触媒を短時間で加熱するためにエンジン回転数が高い状態が続くからです。触媒の温度が低い状態では排気ガスの浄化効率が悪いため、このような制御が入ります。
また一般的に排気量が大きくなると排気音も大きくなります。M340iは排気量が3リッターでレガシィやゴルフGTIの1.5倍ということで、これも排気音が大きくなる原因と考えられます。
排気音は始動後10秒程度で小さくなり、普通の車と変わらないレベルに落ち着きますが、それまでの間は大きいことに変わりはないので、ご近所への配慮は必要と感じます。
私自身、早朝や深夜はできるだけ車を使わないよう心がけていますし、その時間帯にどうしても車を使う必要がある場合は、始動後すぐに駐車場を出るようにしています。
ただ冬場でフロントウィンドウが曇っていたりするとすぐには出れませんし、かつ外気温が低いため排気音が小さくなるまでの時間が長くなりお手上げです。正確に測ってないですが恐らく2分くらいで、この間はいつも以上に時の流れが遅く感じます…
こんな追い込まれた状態でもレガシィに乗っていたときは、アクセルを1回だけほんの少し踏んでエンジン回転数をあえて上げることで、その後すぐにエンジン回転数が下がり排気音を小さくすることができたのですが、M340iは同様のことができるのか不明です。機会があれば試してみたいと思います。
あと、ここまではコールドスタート時の話でしたが、エンジンが暖まった状態でも始動時の走行モードがスポーツの場合、排気音が一瞬だけ大きくなります。スポーツモードの演出でバブリング制御が入り、「パンッパンッ」といった音がします。
M340iはアンロック時、走行モードは自動でコンフォートなるため、エンジン始動時にスポーツモードということは基本的にないですが、意図的に選んだり、エンジン停止後、ドアロックせずにエンジン再始動のような場合、走行モードは直前に選択していたモードとなります。
私が過去にやらかした事例としては、直前までスポーツモードで走行していて、ガソリンスタンドで給油後エンジン始動したところ、意図せずスポーツモードになっておりバブリングしてしまい焦りました。妻も驚いてました…

ちなみにM340iのマフラーは左右2本出しなのですが、右側マフラーにのみバルブがあります。画像はバルブが閉じた状態です。
コンフォートモードではこのバルブが閉じており排気音が小さくなりますが、スポーツモードではバルブが解放され排気音が聞こえやすくなります。

