M340iの以前に乗っていた車は、フォルクスワーゲンのゴルフGTI 7.5です。
この車はM340i同様とても完成度が高く、私にとって初めての輸入車ということもあり
かなり印象に残っています。ということで、簡単にご紹介したいと思います。
・基本情報
全長:4,275mm
全幅:1,800mm
全高:1,470mm
車重:1,380kg
エンジン:2リッター直4ターボ
最高出力:230ps / 4,700-6,200rpm
最大トルク:350Nm / 1,500-4,600rpm
トランスミッション:6速AT(DCT)
駆動方式:FF
0-100km/h加速時間:6.4秒
タイヤサイズ:前225/40R18 後225/40R18
燃費:14.6km/リッター(JC08モード)
※フルノーマルで乗ってました
・装着オプション
テクノロジーパッケージ
アダプティブLEDヘッドライト、シーケンシャルウィンカー、デジタルメーター
Discover Proパッケージ
純正ナビ
DCCパッケージ
大径ホイール、可変ダンバー
まず一番最初に思い出すのは、とにかく運転が楽しかったということです。
例えば、ワインディングなどのコーナーを走る際、
この車は本当にオン・ザ・レール感覚で意のままに曲がっていきます。
普通に流しているだけなのですが、それが物凄く楽しく感じます。
助手席に乗っていた妻も、この車の曲がり方なんかスゴイ! と言ってたくらいです。
ただ単に車重が軽量だからというわけではなく、
足回りを含めた車全体のセッティングがとても優秀なんだと思います。
また、トランスミッションはデュアルクラッチタイプのDSGを搭載しており、
シフトアップのキレは格別でした。まさに電光石火といった感じで、
切れ目なく加速していきます。
当時のカタログに、わずか0.03~0.04秒という、瞬きするほどの時間でシフトアップ可能
との記載がありましたが、まさにそんな感じです。
DSGはマニュアルトランスミッションのようなダイレクト感があり、
いい意味で私のオートマのイメージを変えてくれました。
マニュアルでシフトアップすると、マフラーから「バフッ」という破裂音がし、
スポーティーな演出をしてくれます。
このような演出は、最近の欧州ハイパフォーマンスカーのトレンドになっていますが、
最初にやり始めたのはフォルクスワーゲングループだった気がします。
エンジンで印象に残っているのは、回転フィールと音です。
私は車が大好きで、気になるものがあれば試乗に行ったりもするのですが、
直4エンジンでこれほど滑らかに回るものはなかった気がします。
エンジン音は乾いた独特の音で、回転を上げるにつれその音がより強調されていきます。
いかにもホットハッチといったとても心地の良い音で、ついついアクセルを踏みたく
なってしまいます。
エンジン特性としては下からトルクフルで、ほとんどの方がどのような場面でも
パワー不足を感じることは無いレベルだと思います。
このように、車好きのポイントをしっかり押さえていることが、
長年にわたって世界中で愛される理由なんだと思います。
一方でデザインに目を向けてみると、これまたレベルが高いです。
フロント、サイド、リアの統一感があり、どの角度から見てもかっこいいです。
後期型になったのは2017年ですが、8年経過した今でも全く古さを感じません。
むしろ最近のクルマよりかっこいいとすら思ってしまいます。
インテリアに関してはピアノブラック、メッキによる加飾で高級感があります。
また、夜になるとアンビエントライトで日中とは違う表情を見せてくれます。
実用性に関しては、後席も含めて大人がきちんと乗れますし、
ハッチバックなので荷物もそれなりに積めます。
燃費は街中でも10km/lを下回ることはなく、遠出すれば15km/lくらいです。
走りのパフォーマンスを考えれば、十分納得できるレベルです。
またボディーサイズもそこまで大きくないため普段の買い物に使ったり、
たまに行く旅行など、このクルマ1台で全てをこなすことができます。
このようにゴルフGTIは、走り、デザイン、実用性の3拍子が揃った
とても満足度の高い車ですので、愛車候補として考えてみるのもよいかもしれません。
